一口にニキビといっても、顎・フェイスライン・額・頬など、出来る場所は様々で、原因により治し方も少し変わります。
男性ホルモンの活発化で、皮脂分泌がさかんな10代の思春期ニキビは、皮脂を抑えることでニキビが良くなることが多いのが特徴的。
しかし20代以上のニキビは違います。
体の不調などが原因の場合もあり、治し方もまた一つの方法だけでは難しい場合も。
特に「何故がいつも同じ部位ばかりにニキビが出来る」という人は内蔵のSOSのサインかもしれません。
まずは自分がどの部位にニキビができやすいのか、きちんと把握することで、適切なニキビの治し方がわかります。
洗顔や保湿を心がけてもニキビがよくならない場合は、生活習慣や体調不良を疑ってみましょう。
今回は部位ごとに違うニキビの原因とそのニキビの治し方について、探ってみました。
部位でわかるニキビの原因と治し方
おでこ、Tゾーン
おでこからTゾーンは、特に皮脂分泌がさかんで油っぽくなりやすい部位です。
毛穴の汚れが詰まりやすい部分であることから、おでこやTゾーン部分のニキビの治し方は、丁寧なお手入れを徹底する必要があります。
それでも治らない場合は、消化器系や肝臓の不調が原因なことも。食べ過ぎや飲み過ぎ、暴飲暴食などに注意が必要です。
顎・首ニキビ
顎の部位にできるニキビは、ホルモンの崩れが大きく関わっている場合があります。
何度も繰り返し、生理不順や生理痛が続くのであれば、一度婦人科系の病気を疑って見て下さい。
ホルモンバランスが乱れる生理の前後にもできやすいのが、顎ニキビです。
顎ニキビの治し方は、十分な睡眠を確保し、ストレスを溜めず水分をしっかり摂ることです。
生活習慣をもう一度見直してみましょう。
フェイスラインニキビ
フェイスラインは乾燥しやすい部位なので、バリア機能の乱れなどが原因の場合があります。
また、枕や布団の汚れや摩擦などでもニキビができる場合もあるので、シーツなどは常に清潔な状態を保ちましょう。
髪の毛の先がフェイスラインにあたったり頬づえをついたりすることで、ニキビができる場合もあります。
フェイスラインのニキビの治し方は、手や髪で刺激を与えないように注意することです。
顔を洗う時もゴシゴシこすってはいけません。
低刺激の洗顔料と優しい保湿剤でしっかり潤いを与え、乾燥を防ぎましょう。
頬
頬にニキビが出来る場合は、胃腸や内蔵が弱っているサインかもしれません。繰り返さないためにも、早めの処置が必要です。
この部分のニキビの治し方は、腸内環境を正常にすることです。
甘い物や油っぽい食事は控え、便秘や冷えに注意しましょう。
その他にも、メイク道具の汚れなどで雑菌が付着しニキビの原因になることもあります。
ファンデーションのパフなどは常に清潔を心がけましょう。
口、口周りニキビ
口の周りや口元に出来るニキビもまた、ホルモンバランスの崩れや胃腸機能の低下が考えられます。
クレンジング剤やリップクリームを変えた時にニキビが出来るようであれば、使用する化粧品がお肌に合っていないこともあるので、一度見直してみて下さい。
また、毎日マスクを着用する人なども締め付けなどで口元にニキビができるので、マスクの長時間着用は避けるようにしましょう。
背中ニキビ
顔同様、背中もニキビができやすい部位です。
背中のニキビはホルモンバランスの崩れやストレスが大きく関わっています。
その他にも、シャンプーやリンスのすすぎ残しや、衣類の摩擦、洗濯洗剤や柔軟剤が原因の場合もあります。
様々な要因が絡まってできているのが特徴で、ニキビの治し方も困難なのが特徴です。
まずは食生活や生活習慣をあらため、使用する洗剤やボディーソープなども見直しましょう。
おすすめのニキビの治し方とは
部位ごとによりニキビの出来る原因は様々で、治し方も少しずつ変わりますが、ニキビが出来る原因は主に以下が原因の場合がほとんどです。
- ストレス
- 生活習慣・食生活の乱れ
- 内蔵の不調
- 洗顔料や保湿剤の刺激
- 過剰な皮脂分泌
ニキビの原因は一つに特定するのは難しく、これらの要因が複雑に絡まってニキビを引き起こし、悪化させていることがあります。
どれか一つを見直すのではなく、ニキビが中々治らない場合は、使用する洗剤から生活習慣まで、全てを見直していかなければいけせん。
胃腸のトラブルがニキビを引き起こすことも多く、お菓子やジュースが好きな人は摂取を控え、野菜やフルーツなどを多めに摂ることを心掛けて下さい。
また、同じ場所にニキビが何度もできると、色素沈着やシミなどのニキビ跡になることもあるので、早めのケアと予防が必要です。
適切な治し方で、ニキビを繰り返さない肌環境に整えて行きましょう。
まとめ
部位ごとによりニキビの原因は違いますが、治し方は共通点がありました。
- ストレスを溜めない
- 食生活を見直す
- 低刺激の洗顔料と保湿剤の使用
- 十分な睡眠の確保
- 手でいじりすぎない
- 寝具や衣類を清潔に保つ
ニキビは体のありとあらゆる部位に出現し、また、一度できると同じ場所に何度も出来る場合があります。
出来てしまったニキビは跡を残さないことが重要です。
そのためには一つの治し方にこだわらず、外側と内側の両方からのケアをしていかなければいけません。
何度もニキビを繰り返すという人は、外側からのケアだけでなく、内蔵の不調も疑ってみて下さい。
まずは腸内環境を整え、スキンケアを見直すことからはじめましょう。