ニキビって場所ごとに対策が違うって知ってた?

場所ごとに異なるニキビのケア方法をまとめて解説

ニキビは毛穴のある場所であれば、体中どこでも出来る可能性があります。

ニキビといえば、10代の思春期のイメージがありますが、この頃のニキビはおでこやTゾーンを中心とした場所にでき、その原因は過剰な皮脂分泌によるものがほとんどです。

ところが、皮脂分泌が少なくなる20代に突入しても、中々ニキビが良くならない人が多くいます。
それどころか、大人になるにつれニキビがひどくなるケースもあり、慢性化すると非常に厄介です。

出来る場所も幅広く、治ってもまた再発するといったケースも少なくありません。

過剰な皮脂分泌が原因でないとすれば、一体何が原因なのでしょうか?
実はニキビのできる場所ごとに、その原因は少し異なります。
原因を探った上で、その対策を考えてみましょう。

何度も同じ場所にニキビができる人は、是非ご覧ください。

ニキビの場所ごとの予防と対策

おでこニキビ

おでこニキビ

おでこには皮脂腺が多く集まり、脂っぽくなりやすいため毛穴詰まりを起こしやすい場所です。
おでこのニキビは前髪などの刺激によって出来ることがあり、毛先があたらないように工夫することも予防になります。

髪の生え際やこめかみに多くニキビができるのであれば、シャンプー剤やリンスが原因になっていることもあり、洗剤をしっかり洗い流せていない可能性もあるでしょう。

シャンプーやリンスを低刺激の物に変え、すすぎは念入りに行うようにして下さい。
必ずシャンプー・リンス後に洗顔を行い、液が顔に残らないよう汚れをきちんと落としましょう。
皮膚を清潔にした上で、保湿剤などで油分と水分のバランスを整えることがポイントです。

頬・口周りニキビ

頬や口の周りの場所にできるニキビは、胃腸機能の低下などが考えられます。

食べ過ぎや飲み過ぎ、脂っこいものや糖分の多い物を摂りすぎていませんか?
何らかの理由で胃腸が弱まった時に、頬にニキビが出来ることがあります。
また、ファンデーションやチーク、口紅などのメイクをする場所でもあるので、使用するメイクコスメが肌に合っていない可能性も…

パフなどを洗わず何日も使うと、雑菌が繁殖することもあります。
必ず3日に1度は洗うようにして下さい。

合わない化粧品や不潔なパフの使用を続けていては、ニキビは悪化してしまうので、メイクコスメ、パフなどを見直してみて下さい。

フェイスライン・首のニキビ

大人ニキビで最も厄介なのは、フェイスラインや首などの、皮脂腺の少ない場所にできるニキビです。

フェイスラインは乾燥しやすい部分なので、皮脂を抑えるような強いピーリング剤の使用や、皮脂を取りすぎる保湿剤などは絶対にNGです。

まずはアミノ酸系などの優しい洗顔料などで洗顔し、セラミドやヒアルロン酸の入った保湿剤でたっぷり潤いを与えるようにして下さい。

油分の多いスキンケア化粧品はニキビを悪化させることもあるので、オイルフリーやノンコメドジェニックの化粧品がおすすめです。

また、マッサージなどもニキビをこじらせる原因になるので控えて下さい。
出来る限りニキビに刺激を与えないようにしましょう。
凸凹やシミなどの跡も残りやすいため、優しいケアが必要です。

本来キメの細かい部分であるフィスラインは、ニキビが出来にくい場所です。
にも関わらずこの場所にニキビができる場合は、外的要因だけでない可能性が高いです。
内的な要因も大きく関わっているのが特徴で、治すのに時間がかかる場合があります。

内的要因とは、ストレスが主に大きく関わっていて、別の言い方をすれば、「ストレスニキビ」と呼ばれることもあります。

ストレスニキビはホルモンバランスが崩れている証拠です。
ホルモンバランスの崩れは過剰な皮脂分泌や肌バリアの乱れを引き起こします。

そのホルモンバランスの崩れから出来るニキビは、フェイスラインや顎下、首などの場所に出来やすいのが特徴です。

丁寧なスキンケアとストレスを取り除くことが、この場所にできるニキビの予防と対策になります。

ニキビの場所でわかる体の不調

ニキビの場所でわかる体の不調
ニキビはある意味、体の不調のSOSのサインでもあるのです。
場所によって少し原因は異なりますが、ニキビを根本治療するのに共通して言えることは、

  • ホルモンバランスの乱れを整えること
  • 不摂生な生活リズムを見直すこと
  • ストレスを溜めないこと
  • 胃・腸内環境を整えること

などです。

特にストレスは、睡眠不足や暴飲暴食に繋がり、その結果ホルモンバランスを崩すなど、体調の悪化に大きく関わるので一番気をつけなければいけません。

ホルモンバランスを崩した時にできるニキビは、フェイスラインから下の背中や胸などにも出来やすく、スキンケア以外の治療が必要です。

まとめ

ニキビが出来る原因は場所ごとに少しずつ変わりましたが、最も大きな原因に、ストレスが大きく関わっていました。

たまの暴飲暴食で、一時的にできるニキビはすぐに治る可能性もあり、比較的完治も早いでしょう。

厄介なのは、数週間、数ヶ月たっても一向に良くならないニキビです。
その場合はスキンケアを見直すだけでなく、ストレスや胃腸内の問題が関わっていることがあるので、その要因を取り除かなければいけません。

ニキビは跡が残さないことが一番大切です。
長引かせれば長引かせるほど跡が残りやすくなり、またニキビのある場所の血流が悪くなり、再発しやすくなります。

スキンケアを見直すと同時に、ストレスを溜めないことと、生活習慣の改善を心がけていきましょう。