夜寝ている間のバストケアをしてくれるものなのでかわいいだけで選ぶわけにもいかず、かと言って機能だけのものは選びたくないもの。
そんなバストケアに悩めるみなさんのために今回は失敗しないナイトブラの選び方をわかりやすく解説していきます。
ナイトブラは通販で買うことが多いですので、ぜひこの記事を読んでナイトブラの選び方を理解してから購入することをおすすめします!最後までぜひ。
ナイトブラの必要性とメリット
一昔前までは、「就寝中にブラを着けるとバストの血流の流れが悪くなるので良くない。」などと言われていました。
しかし最近では、「眠っている間もバストケアが必要。」と下着のプロやドクターもナイトブラの着用をおすすめするなど明らかにナイトブラ着用に対する意識や意見が変わってきています。
バストは揺れたり動いたりすることで、クーパー靭帯という乳房を支えている組織が伸び、一度伸びてしまうと元には戻りません。
眠っている間はバストが横向きになります。さらに寝返りをうったりすると皮膚があらゆる方向へ引っ張られクーパー靭帯を傷つけてしまいがちです。
そこで大事なのがナイトブラによるバストの保護。
ナイトブラは就寝時に揺れたり動いたりするバストをしっかりカップ内で保護し、クーパー靭帯の損傷をふせいでくれるのです。
他には、脇や背中に流れてしまった脂肪をしっかりカップ内に収めることでバストへと定着し、「バストアップ効果」を感じてる人もいます。
このように、ナイトブラにはバストを保護することをはじめ、様々なメリットが期待できるのです。
このメリットは非常に大きく、実際にナイトブラをつけている筆者からすると「絶対につけるべき」です。
では実際におすすめのナイトブラの選び方をご紹介といきたいところですが、その前に万が一、間違ったナイトブラの選び方をしてしまうことによるデメリットについても触れておきますので理解しておきましょう。
知っておきたい、選び方のミスによるバストへのリスク
ナイトブラの選び方を間違えるとお金を無駄にしてしまうだけでなく、バストや肌、そして健康そのものに問題が起きる可能性があります。
間違った選び方によるリスクは以下のようなものがあるのでぜひ知っておきましょう。
- きちんとバストが支えられておらず下垂や形崩れを起こす
- バストへの締め付けが強すぎるとバストへの血流やリンパの流れが悪くなり発達に支障をきたす
- 肌に合っていないことによる、肌トラブル(湿疹やあせもなど)
- フィット感の悪さや締め付け感による寝付きの悪さや睡眠が浅くなるなど
元々美容のため、バストのために始めるナイトブラが選び方の間違いによりデメリットになるのであれば意味がないですよね。
しかしこれらリスクを”怖い”と思ってナイトブラをつけるのを止めるのはもちろんあなたのバストによくありません。
はじめにご説明したようにナイトブラをつけないと確実と言ってもいいほどあなたのバストは下垂し、形崩れを年齢とともに起こします。
あくまでも大切なのはナイトブラの選び方。きちんと知っておけば問題ありません。
それでは買ってから後悔しないナイトブラの選び方のポイントを【基本編】と【応用編】の二段階でご紹介していきますね。
ナイトブラの選び方【基本編】
ナイトブラの選び方のポイントは5つ。
- 補正力があるか
- 素材と着用感が良いか
- 自分に合うサイズがあるか
- デザイン性
- 値段
自分に合うナイトブラに出会うためにも、しっかり押さえておいて下さいね。
補正力をチェック
ナイトブラの最大の役割はバストを補正し保護すること。
補正力はナイトブラを選ぶ際に、一番重要視しなければいけないポイントです。
しっかりバストが収まる面積の広いカップを選ぶようにしましょう。
ナイトブラはほとんどがノンワイヤーですが、中には日中使用の可能なものなどがあり、ワイヤーが入っている場合もあります。
確認せずに購入すると、ワイヤーが入っていて、思ってた以上にバストの締め付けが気になり眠れなくなることも…
また、パッド入りかパッドなしなのかもナイトブラの選び方の大切なポイント。
バストサイズが大きめの人などはパッドが窮屈に感じる場合もあるので、取り外しできるのか、なども確認しておきましょう。
素材と着用感
ナイトブラは肌に直接触れる物だから、素材や着用感にもこだわりたいもの。
特に敏感肌の人などは、素材が合わないことで湿疹やかぶれが出たりすることもあるので注意が必要です。
ナイロンやポリエステル100%素材は洗いやすいのがメリットですが、汗を吸水しにくいのがデメリット。
コットン素材などはしっかり汗を吸水し通気性も良いので、敏感肌には綿(オーガニックコットン)などの素材がおすすめです。
最近ではシルク素材やスクワランなどの保湿成分が入ったナイトブラもあり、素材に拘ったナイトブラが多くあります。
着用の快適さにより睡眠の質も変わってくるので、ナイトブラに使用される素材もチェックしてみて下さい。
サイズのバリエーション
メーカーによっては幅広く用意されていることもありますが、ナイトブラは普通のブラと違いあまりサイズのバリエーションが多くありません。
中にはワンサイズしか販売していないメーカーもあります。
気に入ったからといって自分のバストのサイズに合わない物を購入してしまうと、バストサイズが大きい方はバストがはみ出たり、逆に細身の方だとブカブカしたりとしっかりとバストを保護できないので注意して下さい。
また、妊娠や妊娠後、ダイエット後などはバストサイズが変わっている可能性もあるので、購入前はきちんと自分のバストを採寸しましょう。
お気に入りのデザインを選ぶ
頻繁に使うものだから、デザインやカラーも気に入ったものを選びたいですよね。
またダサいデザインだと彼氏や旦那さんに見られることを気にする方もいらっしゃいます。
せっかくならかわいいものを選びたいところですが、ナイトブラはバストをホールドし保護するといった目的があるので機能性を重視したシンプルなものがほとんど。
最近では、花柄やレースのついた可愛いものも少しずつ販売されてきてはいますが、デザインだけで選んでしまうとのちのち機能性に満足できないことも…。
またレースのデザインだとどれだけ丁寧に洗ったとしてもよれてきてしまいます。
頻繁に買い換えるのであればかわいいものを選ぶのも良いですが、そうでないのであればシンプルなものにしておくのが良さそうです。
値段で選ぶ
ナイトブラのお値段はしまむらなど1,000円ぐらいで買えるものからワコールなど有名ブランドであれば5,000円以上するものまで、メーカーによりピンキリです。
必ずしも、「高ければいい、安いものは悪い」というわけではありませんが、しまむらなどのナイトブラのように安すぎるものは生地が薄かったり破れやすかったりする場合もあります。
安いから、人気がありそうだからという理由で選ぶのではなく、値段を含めた5つのポイントを抑えたバランスの良いナイトブラを選ぶというのが後悔しない選び方です。
ナイトブラの選び方【応用編】
これまで見ていただいたのはあくまでもナイトブラを買う際の基本的な選び方。
これからお伝えする応用編の選び方は実際にナイトブラを使ったことがある人しか分からないポイントです。
- 下から履くタイプor上から被るタイプを選ぶべき、ホックや金具はNG
- ストラップや背面の幅が太く締め付けの原因とならないもの
- ホールド感の中でもサイドへの流れを防いでくれるもの
- 体にフィットしてナイトブラそのものがずれないもの
- 洗っても形崩れがしないもの
下から履くタイプor上から被るタイプを選ぶべき、ホックや金具はNG
選び方の応用編、一つ目はナイトブラの付け方のタイプ。
ナイトブラは寝ている間の重力によるバストの下方向、横方向へ流れていくのをサポートするもの。
そうなると下から履くタイプのナイトブラが非常におすすめです。よくブラの選び方や付け方のコツとして”脇や背中からバストを集めてくる”なんて聞きますよね?!
ナイトブラも同じ。下から履くタイプは自然と下方向に流れてしまっているバストを集めながらつけることができるのです。
上から被るものも良いですが、ナイトブラをつけた後、しっかりと周りからバストを集めてホールドしなければいけませんので少し履くタイプに比べて手間がかかります。
ホックや金具がついているとホールド感が弱まり、寝ている間にずれてしまいますし、寝ている間邪魔なのでついていないものがおすすめです。
ストラップや背面の幅が太く締め付けの原因とならないもの
ナイトブラをせっかく購入しても寝苦しくて寝付けないのであれば美容にも健康にも良くありませんよね。
ナイトブラの選び方のポイントとしてぜひ抑えていただきたいのがストラップや背面の幅が太く締め付けの原因とならないものをつけるということ。
また背面の幅が細いと背中のお肉をしっかりとホールドしないのでバストをしっかりとサポートできません。
ホールド感の中でもサイドへの流れを防いでくれるもの
これは特にバストサイズの大きい方に当てはまる選び方のおすすめポイント。
寝ている体制が仰向けであっても横向けであってもバストはサイドへ流れていきがち。
サイドへの流れを防ぎたいのであればサイドに高さのあるナイトブラを選ぶと良いでしょう。
体にフィットしてナイトブラそのものがずれないもの
どうしても「夜、寝苦しいのでは?」とリラックスできそうなものを選びがち。しかしそれは間違いです。
「きつい」「痛い」と「フィットする」はノットイコール。きついもの痛いものはもちろんNGですが、しっかりと体にフィットする形で作られたナイトブラは寝返りをした際や体制を変えた際にバストが動きづらいので逆に眠り続け安くなるのですよ。
洗っても形崩れがしないもの
毎日使うものだからナイトブラは頻繁に選択することになります。
ナイロンやスパンデックスといった化学繊維でできたものは耐久性が高くへたりにくいです。そして価格が低く設定されがち。
逆に先ほどおすすめしたオーガニックコットンなどの天然素材は肌触りがよく、摩擦で静電気が起きないので肌には優しいですが、洗濯の際には丁寧に洗う必要があります。
どちらも一長一短がありますが、ランニングコストを気にするのであれば知っておきたい選び方のポイントですね。
10代〜40代、50代と年代によって重視するポイントは様々
あくまでもナイトブラの選び方はこれまでお話した【基本編】と【応用編】を参考にしていただきたいのですが、その中でも特に重視したいポイントは年代によって少し変わってきますので触れておきましょう。
10代の選び方のポイントは伸縮性があり、締め付けないものを選ぶ
10代はまだバストが発達途中です。この育乳時期からナイトブラによるサポートをすることは非常におすすめなのですが、締め付けが強すぎると血流や成長ホルモンの分泌を阻害する可能性があるので注意が必要。
できるだけ伸縮性の高いナイトブラを選びましょう。
20代の選び方のポイントはデザインや機能性のバランスが良いものを選ぶこと
20代になるとほぼバストの成長が完了していますので、デザインと機能性のバランスが良いものを選ぶことが可能です。
また彼氏やパートナーに見られてもかわいいと思われるものを選んでみても良いでしょう。
あと昼間の仕事中にホールド力の高いブラジャーをつけているのであれば少しリラックスできるナイトブラをつけるなど複数種類持っておき、使い分けるのも良いかもしれません。
30代、40代の選び方は付け心地の良いもの、肌への負担が少ないものがおすすめ
30代、40代、ここが美しいバストをキープする踏ん張りどころです。
しかし肌質は10代や20代から比較すると明らかに変わってきます。ナイトブラも肌への負担が少ない付け心地の良いものを選ぶようにしましょう。
また寄せてあげてバストアップに比重を置いたものよりも優しく包み込むような形のものがおすすめ。
形をよくするというよりかは保持するというイメージが良いでしょう。
50代以降の選び方のポイント
50代になるとバストはボリュームダウンし、下垂傾向はどうしても出てきます。
それらを軽減するには持ち上げ力があるナイトブラや立体感を生み出すパッド入りを選ぶのがおすすめ。
また更年期に入ると女性ホルモンの現象の影響で体温が高くなりほてりやすくなります。
ナイロンなどの化学繊維でなくオーガニックなどの天然素材のナイトブラで蒸れを防ぎ、汗を吸収するものを選ぶようにしてください。
まとめ
デザインや値段など、ナイトブラの選び方は人によりそれぞれですが、今回した5つの基本的な選び方をしておけば失敗も少ないはず。
この基本の選び方を抑えつつ、サイズの大きい、小さいなど個人差や年齢に合わせた選び方をするのが賢いナイトブラの選び方と言えるでしょう。
ではこれらを抑えたナイトブラはどのようなものなのでしょうか?気になりますよね?!
次のページではおすすめのナイトブラをランキング形式でご紹介しています。これからナイトブラを買いたい!と思っている方はぜひチェックしてみてくださいね。