人気のヒアルロン酸注射とは?副作用とリスクについて

ヒアルロン酸注射のリスクと安全性について

美容クリニックで人気のヒアルロン酸注射。
気軽にできるのがヒアルロン酸注射のメリットだけど、やっぱり注射で薬を体に入れるっていうのは、何だかちょっと心配な面もありますよね。
特にこれからヒアルロン酸注射を打とうか迷っている方にとっては、不安がいっぱいあると思います。

「注射って痛いんじゃないの?」
「打ったあとの副作用やリスクは?」
「副作用が起こった時の処置は?」
「こんなはずじゃなかった。」

ヒアルロン酸注射を打ってから後悔しないためにも、副作用や安全性をしっかり理解しておきましょう。

美容目的だけじゃなく、関節痛や病気の治療にも行われるヒアルロン酸注射。
様々な効果をもたらしてくれますが、副作用ってどういったことがおこるのでしょうか?手軽で身近なヒアルロン酸注射だからこそ、しっかり副作用のことは理解しておきたいものです。これからヒアルロン酸注射を考えている方は要チェック!

ヒアルロン酸注射の副作用について

ヒアルロン酸は高い保水力を持ち、人間の体にとって、もっとも大切な成分です。
生まれた頃は体内にたっぷり蓄えられていますが、年齢と共に減少し、40代を過ぎた頃には、既に赤ちゃんの頃の半分以下まで減少すると言われています。
お肌のハリや弾力がなくなっていくのは、このヒアルロン酸が減少することが、原因の1つなんですね。
いわゆる老化と言われる見た目の変化は、このヒアルロン酸不足からおこっていると言えます。
そしてもう1つ、見た目の老化以外にも、ヒアルロン酸不足の症状は現れます。

「肩や膝が痛い。」
「手首や手の関節が痛い。」
「関節が痛くて腕が上がらない。」
「手指が痛みで曲げられない。」

お年寄りなど、足の関節や指の関節を痛がったりしますよね。
これらも加齢によるヒアルロン酸の減少が原因の可能性があります。
ヒアルロン酸は、お肌や皮膚だけでなく目や骨、体内のあらゆる場所に存在し、減少することで肩や膝、足などの関節に痛みの症状が現れます。

整形外科などでは、関節の痛み、加齢による変形性膝関節症や五十肩、軟骨のすり減りなどの治療として、ヒアルロン酸関節注射をします。とはいっても完全に治すといった目的ではなく、あくまで初期段階の軽度の症状を緩和させるといった目的になり、重度の関節の病気や、完治を希望される場合は、手術などが必要になることもあります。
治療方法は症状により異なるので、ヒアルロン酸注射にこだわらず、医師の診断のもと適切な処置を受けることが大切です。
このように、ヒアルロン酸の注射は美容目的だけでなく、関節の痛みの改善や治療など、幅広い目的で使用されています。
では、見た目の美しさを気にする女性のヒアルロン酸注射とは、どういったものでしょう。

整形外科の治療目的とは違い、美容外科では、主にエイジングケアを目的としておこなわれています。
メスを使わない気軽なプチ整形として人気があり、気軽に行えるのが魅力で、入院などの必要ありません。
美容で行われるヒアルロン酸注射には、目尻のシワや表情ジワ、くぼみやゴルゴ線を滑らかにする効果や、リフトアップ、たるみの引き上げ効果などが期待できます。
10代や20代の女性の間では、涙袋を作ったり、顎の輪郭を整えたりする目的としても人気ですね。
最近ではエイジングケア以外にも、幅広い美容目的で使用されるようになってきました。
ヒアルロン酸注射は今から約20年以上前から美容にも応用され、年々進化をし続けています。
昔は必要だった麻酔も、今では極細針などにより痛みも少なく、打つ場所によっては麻酔もいらなくなりました。
痛みや副作用のリスクも昔と比べずいぶん減り、より気軽になりたい顔に近づける最も気軽な美容ケアの一つです。
しかし全く副作用がおきないわけではありません。
ヒアルロン酸注射で起こる副作用をいくつかご紹介します。

  • 注射部位が赤く腫れた
  • 内出血がおこった
  • 顔にしこりができた
  • 思っていた場所と違う部分が膨らんだ

他には、炎症や感染症、血管閉塞(けっかんへいそく)といった、重度の副作用が起こったというケースもあるようです。
このケースは非常に稀ではありますが、医療行為の一つになるので、100%の安全が保証されないのが現状です。
また、副作用以外にも失敗例もいくつか見受けられたのでご紹介します。・打って数日で効果がなくなった。

  • 量を入れすぎて顔がパンパンになった。
  • 思った効果は得られなかった

使用する薬剤や医師の技術により、仕上がりにも差がでてしまうのがヒアルロン酸注射のデメリットの一つと言えます。
腫れやむくみなどは、数日で落ち着く場合が多いので、それほど気にしなくても大丈夫ですが、しこりなどを感じた場合には、ヒアルロン酸を溶解する薬を打ち対処して治療しなけれないけません。
治るまでに数回の注射が必要になることもあり、そうなれば通院回数も増え、心の不安や金銭の負担にもなってしまいます。
最近ではヒアルロン酸注射による副作用のリスクはかなり少ないといわれていますが、より安全に受けるためにも、選ぶ病院はしっかりリサーチが必要ですね。
実績や症例の多い所を選びましょう。
副作用を抑え安全に受けるには?
ヒアルロン酸注射の副作用を抑え安全性を高めるためにも、受ける時は体調が万全な時に行うようにして下さい。
抵抗力が弱っている時に行うと、思わぬトラブルを起きることがあります。
さらに以下のような症状や体質の方は、注意が必要です。

  • 妊娠中
  • アレルギー体質
  • 心臓病などの持病持ち
  • ケロイド体質

こういった症状や体質を隠していると、後々何かトラブルがあった時に、自己責任になってしまうことがあります。
注射を打つ前は、事前に必ず医師に報告するようにして下さい。
ヒアルロン酸注射のメリットは、ダウンタイムがないことです。
当日からメイクもOKで、打つ本数や箇所にもよりますが、見た目にもわかりません。
しかし万が一のことを考えて、体を温める入浴やお風呂、運動などは控えるよう指示する病院もあります。
そのあたりは、病院により判断が異なるので、医師とよく相談してくださいね。
また、関節の治療などでヒアルロン酸関節注射を打つ場合は、週に数回行う場合もありますが、美容でのヒアルロン酸注射は、通常1ヶ月以上の期間をあける必要があります。
最近では2年以上効果が持続するものもありますが、自然な仕上がりにするためにも、少量ずつ打つことをおすすめする医師も多いようです。
かかる病院により薬の種類や医師の考え方も違うので、納得いくまで相談して下さいね。

まとめ

ヒアルロン酸は大切な要素であることから、様々な化粧水やサプリなどに配合されています。
薬や注射とは違い、安全性が高く気軽に購入できるので、サプリなどを利用している人も多いのではないでしょうか?
ハリや弾力を維持するのはもちろん、関節の病気などを防ぐためにも、内側、外側両方から積極的に摂取してかなければいけません。
また、体内でしっかりヒアルロン酸を作り出すためにも、質の良い睡眠、バランスの取れた食事も大切です。
魚や納豆、もずくや山芋など、ヒアルロン酸が多く含まれている食べ物を積極的に摂り入れて下さい。
全てヒアルロン酸注射に任せるのではなく、生活習慣を見直した上で、ヒアルロン酸注射を上手に取り入れていくことが大切です。
年々ヒアルロン酸注射の安全性は高まっているので、副作用のリスクは減りつつありますが、医療行為なので不安はつきものです。
しかし信頼できる医師の元で適切に行えば、それほど心配なものでもありません。
しっかりリサーチして、ヒアルロン酸注射の名医を見つけて下さいね。