ニキビは皮膚科で治療しましょう!
なんてCMもあるくらいだから、「ちゃんと皮膚科で診察してもらう方がいいのかなあ?」と悩んでいませんか?
ニキビは皮膚の病気の一種なので、顔中にある場合や、何ヶ月も治らない場合は皮膚の専門であるドクターに診てもらう方が良い時もあります。
皮膚科では、ニキビはどういった治療がどのくらいの費用がかかるのかをご存知でしょうか?
また、皮膚科に通うことで、は治りが早くなるのでしょうか?
今回はニキビ治療で皮膚科を受診した時の内容について、詳しくお伝えいたします。
ニキビ治療や費用は?保険は使える?
皮膚科には、保険適用の治療と保険適用外のニキビ治療があります。
保険適用内治療
- 抗生剤
- 漢方薬
- ビタミン剤
- 塗り薬・ローション
保険適用内の治療は、診察後に内服や外用薬のお薬が処方され、毎日の服用や塗布の治療となります。初診料や再診料を考えても、大体の相場はお薬代を含め2週間ほどで3,000円~5,000円程でしょう。
保険適用外治療
- ケミカルピーリング
- イオン導入
- レーザー治療
- 点滴
最近では、保険適用の治療と適用外の治療を同時に行うニキビ治療が主流ですが、薬を使いたくない人や、薬を使用しても治らない人の場合は、保険適用外の治療だけで進めていくこともあります。
保険適用外のニキビ治療は病院により異なりますが、主にニキビ治療のメインとなるケミカルピーリングで、相場は1回3,000円~10,000円です。
イオン導入で2,000円~10,000円ですが、使用する薬剤の種類や部位などによってもお値段は変わり、かなりばらつきがあります。
これらのニキビ治療は皮膚科だけでなく、美容整形外科や美容クリニック、内科などでも出来る場合があるので、一度近くの病院で行っているかをチェックしてみて下さい。
病院はニキビの治りが早い?
「皮膚科に行けば必ずニキビは治る!」
と希望を持つ人も多いですが、残念なことに、必ずしもそうとは限りません。
実は皮膚科で治療を受けても全く治らない人や、1年以上通い続けている人などもいます。
特に保険適用内の外用薬・内服薬は、対処療法にすぎません。
現在出来ているニキビを一時的に抑えることはできても、薬を止めた途端また再発するといったケースも非常に多いのが現実です。
ニキビを抑えるために抗生剤を飲み続け、その副作用で吐き気や目眩を伴うという症状に悩まされる人もおり、必ずしも全ての人におすすめできる治療方法ではありません。
抗生剤でニキビを抑えることは、根本治療ではないことを覚えておきましょう。
とはいっても、抗生剤が合っている人は短期間で劇的にニキビが引くこともあり、ニキビが一時的にでも引くことでストレスを軽減できます。
根本治療ではないにしても、ニキビを薬で抑えながら生活習慣やスキンケアを見直すことで、根本からの改善につながりかなりのニキビ軽減が期待できるでしょう。
ですが薬でニキビが引いたことに油断せず、その効果を活かしながら規則正しい生活を維持することが最も重要です。
また、抗生剤が全く聞かない人もいるので、2週間ほど飲んでも効果が出ない場合は他の治療法を相談するようにして下さい。
皮膚科で必ずニキビが治るわけではありませんが、自分では気が付かなった原因を知ることができるので、一度皮膚科での治療を受けてみるのも一つの手段でしょう。
ケミカルピーリング・イオン導入について
保険適用外の治療で、現在ニキビに最も効果があるとされるのが、ケミカルピーリングとイオン導入です。
ニキビの状態によってはどちらかを単体で施術することもありますが、同時に行うことで、よりニキビへの効果が高まります。
ケミカルピーリングは、皮膚表面にピーリング薬剤を塗布し、古い角質やニキビの元になる皮脂や汚れを溶かして行く治療です。
イオン導入はピーリング後に行う事が多く、その仕組みは微弱電流マシンを使って、ニキビに有効成分であるビタミンCなどを浸透させるといった方法です
これらはニキビの状態により回数などが異なりますが、ひどい状態の場合は5日~1週間に1回ほど行い、徐々に良くなれば回数を減らして行くといった流れになるでしょう。
肌のターンオーバーを正常化させ、肌バリアを整え鍛えていくという外的治療法で、ニキビのできにくい肌へと築いていきます。
良い皮膚科の選び方とは?
ニキビの治療も日に日に進化しています。
しかし皮膚科によっては、まだまだ昔ながらの内服・外用薬のみといった治療方法しか行っていない所もあり、皮膚科は慎重に選ぶ必要があります。
「ニキビ」をそれほど重大な皮膚病と考えていない皮膚科医もおり、病院にいってもそれほど親身になって相談にのってくれないドクターも僅かながら存在します。
良い皮膚科にかかるには、保険以外の設備もしっかり整っていて、ニキビに対して知識があり治療に力を入れているかどうかです。
改善例が多いかどうかも見極めるポイントであり、HPなどもチェックすることをおすすめします。
まとめ
皮膚科でのニキビ治療には、保険適用内と保険適用外の2つがあることがわかりました。
どちらの治療方法も、きちんと皮膚科医と話合った上で行うのがベストです。
疑問や不安に思うことは些細なことでも質問して解決しておきましょう。
内服薬や外用薬の長期使用は副作用の心配もあるので、2週間以上使用しても改善しない場合は、もう一度治療方法を見直さなければいけません。
全ての人に薬が効くわけではなく、場合によっては保険適用外のケミカルピーリングやイオン導入を取り入れていく必要があります。
どちらにしても、皮膚科に行けば早く治るというわけではありません。
病院で治療をしても、全く治らないこともあるということを覚えておきましょう。
専門家のアドバイスはとても大切ですが、全てを皮膚科に委ねるのは危険です。
病院にかかる場合は、ドクターのアドバイスや治療も参考にしつつ、日々の生活習慣やスキンケアを見直すことが、早くニキビを治すポイントです。