「脱毛したいけど、見せるのは恥ずかしい…。」そんな思いから、脱毛を躊躇している人も多いのではないでしょうか?
VIOは他の部位よりもデリケートゾーンなので、相談しにくいですよね。
そこで今回は、人に相談しにくいVIO脱毛の悩みについて、医療クリニックやエステサロンの違い、値段や効果などを詳しく解説していきます。
また、自分でお手入れする時の注意点やケアの方法などもご紹介するので、ぜひこちらも参考にして、正しい自己処理の方法をマスターして下さい。

VIO脱毛のメリット・デメリット
海外では男性女性、年齢を問わず当たり前のVIO脱毛。
近年では日本でも、VIOラインの脱毛をすることが広まってきています。
クリニックやエステなどでは、脱毛したい箇所ランキングで1位になるほど人気。
デリケートな部位なのでこっそり行う人も多いですが、なぜこれほどVIO脱毛が人気なのか、まずはメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット
汚れによる不快感を軽減できる
VIO脱毛で一番得られるメリットは、尿や便、おりものや生理などによる汚れの軽減です。
毛は汚れがつき雑菌が繁殖やすく、「かぶれ」「肌荒れ」「臭い」の原因になることがあります。
VIOの毛を減らしたりなくしたりするとお手入れしやすくなり、そのような悩みが解消されるでしょう。
おしゃれを楽しめる
おしゃれで可愛い下着は小さめの物が多く、毛が濃いとショーツからはみ出てしまいます。
毛が気になる人は大きめのショーツを選んでしまいがちで、おしゃれを楽しめません。
VIOをきれいに整えることでそういった心配もなくなり、小さくて可愛い下着も楽しめるようになります。
コンプレックスの解消
毛が多かったり範囲が広かったり、女性のアンダーヘアに対する悩みはつきません。
VIOを脱毛することで見た目が美しくなり、長年の悩みだったコンプレックスが解消されます。
デメリット
痛い
VIOラインに限りませんが、脱毛は痛いのが最大のデメリットです。
特にVゾーンは専門機関で行うにしても自己処理にしても、他の部位よりも痛みが強いという声もあります。
「痛みが怖い。」と言う理由で脱毛を嫌がる女性もいますが、自己処理は痛み以外のリスクもあり危険。
トラブルを避けるためにも、脱毛は専門機関でおこないましょう。
永久脱毛は後悔することがある
医療や美容皮膚科などで脱毛を行った場合、永久に生えてこなくなることがあります。
「やっぱり少しくらい残しておけばよかった。」と後悔する人もいるので、専門機関で脱毛する前は、しっかり相談するようにして下さい。
VIOラインの脱毛に関する疑問や悩み
他の脱毛部位と違い、色々と不安や疑問がつきないVIOライン。
脱毛が未経験の人が抱く疑問をいくつかピックアップしたので、一つ一つ解消していきましょう。
痛みについて
デメリットでもご紹介したように、VIOゾーンの脱毛は他の部位に比べ痛みがあるのが特徴です。
医療クリニックでは麻酔クリームを使用したり、エステサロンでは照射の効力を弱めたり、何らかの対処をしてくれるのでそれほど心配する必要はありません。
中には「痛くない。」という人もいるので、まずはカウンセリング時にパッチテストなどで体験してみましょう。
ハイジニーナとの違い
VIO脱毛とは、Vライン・Iライン・Oラインを脱毛すること指します。
全てを脱毛する人もいれば、Vラインだけなど1箇所のみ脱毛する人など様々です。
限りなく薄い状態を希望する人もいれば、ハート形やひし形などのデザインを楽しんだりする人もいます。
一方ハイジニーナとは、VIOライン全部をスッキリツルツルにすることを指し、海外では男性も女性も、このハイジニーナが人気です。
日本ではスッキリツルツルのハイジニーナより、ほんのり薄く残すVIO脱毛が人気があります。
生理期間の気をつけたいこと
医療クリニックやエステサロンでは、生理期間中のVIO脱毛はNGとしていることがほとんどです。
これは、不衛生という理由はもちろん、生理期間中は肌が敏感になっており痛みを感じやすいといった理由もあります。
通常よりもパワーを押さえるなどの対処が必要になり、効果をしっかり得ることができません。
生理期間中だけでなく、生理前後も注意。
医療やサロンに通う場合は、生理の周期を考えて予約を取るようにしましょう。
彼氏やの反応は?
VIOの脱毛を考えた時、やはり彼氏の反応は気になる所ですよね。
近年はメンズサロンも人気があり、脇やVIOを脱毛する男性も増えています。
毛に対する美意識は男性も高まっていて、「女性のVIOはツルツルであってほしい。」と考える男性は多いようです。
ですがそれとは反対に、「VIOがツルツルだと子供っぽくて嫌。」といった男性も同じくらいいるよう…。
こればかりは人により好みが分かれてしまうので、彼氏やパートナーがいる人は相談して決めるといいかもしれませんね。
VIO脱毛の自己処理の注意点
医療クリニックやエステサロンでVIO脱毛するのは中々勇気がいるため、家でお手入れを続けている人も多くいます。
VIOだけに限りませんが、自己処理によるお手入れはトラブルがつきもの。
ここで、自己処理によるトラブルはどのようなものがあるかを見ていきましょう。
埋没毛
毛抜きなどを長く使用していると、途中で毛が切れたり毛穴の中に残ってしまいます。
埋没毛とは毛が残った状態で毛穴を塞ぐことを指し 、見た目にも汚いのが特徴です。
無理にほじくると炎症や出血の原因になり、悪化の可能性もあるので、必ず医療クリニックや美容皮膚科などで処置してもらいましょう。
黒ずみや色素沈着
シェーバーやカミソリ、毛抜きなどの自己処理は長期間行うと肌を傷つけます。
刺激がかかると肌を守るためにメラニンが過剰に分泌され、黒ずみなどの原因に。
特にVラインは黒ずみが残りやすいので注意しましょう。
毛穴のブツブツやトラブル
毛抜きは毛を無理に引っ張るので、使いつづけると毛穴が盛り上がってしまいます。
盛り上がった毛穴はブツブツザラザラの状態になり、見た目的にも汚い状態に。
脇やVラインなど、毛が太くデリケートな部位はブツブツになりやすいので、毛抜きの使用はしないことをおすすめします。
以上のことから分かるように、自己処理はトラブルがつきものです。
どうしても自己処理が必要な場合は、刺激の少ない脱毛クリームなどでお手入れするのがベスト。
ですが最も肌によい脱毛方法は専門機関に通うことなので、自己処理で肌を傷める前に、医療クリニックやエステサロンで脱毛することをおすすめします。
クリニックとサロンの違いは?
VIO脱毛を専門機関で行うのがいいのはわかるけど、医療クリニックやエステサロン、どこで行うのがベストなのか気になりますよね。
実は医療とサロンでは、同じようにマシンを使用して脱毛を行いますが、マシンはレーザー脱毛器、光脱毛器といって種類は大きく異なります。
脱毛効果について
医療で使用されるレーザーは毛根までしっかり破壊するので、永久性が期待できるのが特徴です。
一方エステの光脱毛は毛を抑毛・減毛を目的としているため、永久性は期待できません。
一度スッキリなくなっても、数年後に再び生えてえてくる可能性があることを覚えておきましょう。
施術時の体勢は?
VIOラインの脱毛はベッドに寝た状態で行います。
施術時の体勢に関しては、エステサロン・医療クリニックともに同じ場合が多いです。
Vライン
仰向けの状態
Iライン
仰向けのまま、片方ずつ膝を横に少し曲げた状態(4の字のイメージ)
Oライン
体を横向きにし、膝を軽く曲げた状態
Oラインに関しては、四つん這いになって行う所もあるようです。
個室ではないエステサロンなどもあるので、カウンセリング時に確認するようにして下さい。
通うペースと期間と回数
それぞれ理想とするVIOの仕上がりは違います。
スッキリツルツルにした場合にかかるVIOの脱毛期間と、何回目くらいで効果を実感できるかなどをクリニックとサロンで比較してみました。
どちらも毛周期に合わせて通うことになるので、通うペースは2ヶ月~3ヶ月に1度になります。
一度の施術時間は10分~20分ほどになりますが、着替える時間などもふまえ、余裕をもって予約を取るようにして下さい。
クリニック
効果を実感する回数 | 2回~3回目 |
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VIOの毛が全部なくなるまでの回数 | 5回~8回 |
完了までの期間 | 約1年 |
エステサロン
効果を実感する回数 | 5回~8回 |
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VIOの毛が全部なくなるまでの回数 | 12~18回以上 |
完了までの期間 | 約2年~4年 |
通うペースは同じですが、VIO脱毛の効果を実感するまでの期間や回数はクリニックやエステサロンでは大きく異なります。
料金について
VIOの脱毛料金はお試し体験の場合、医療クリニックだと約4万円~5万円、エステサロンだと約2千円~4千円ほど。
1回体験の場合、医療クリニックはとても高いのが特徴です。
しかし、完全になくなるまでのコースを契約した場合、医療だと5回で約5万円~10万円、エステサロンだと12回で8万~12万の料金がかかります。
このことからも分かる通り、コースにした場合は医療の方が得な場合も多く、完了までの回数も少ないのが特徴です。
クリニックとサロンどちらがおすすめ?
料金や終わるまでの回数、効果を考えた時、圧倒的に医療の方がおすすめなのがわかります。
ですが先述したとおり、VIOは人によって仕上がりの好みが全く異なるのが特徴。
「ツルツルじゃなく、お手入れが楽になる程度がいい。」という人には、医療クリニックでの脱毛は効果が強すぎる場合もあるでしょう。
「思った以上に毛が減ってしまった…。」ということもあるので、ゆっくり少しずつVIOの毛を減らしたい人にはエステサロンの脱毛がおすすめかもしれません。
どちらで受けるにしても、まずはカウンセリング時にVIOの理想の形を細かく伝えることが大切です。
まとめ
中々人には聞きにくいVIO脱毛の悩みや疑問、医療クリニックとエステサロンでの脱毛の違いなどをご説明しました。
VIOのお手入れは一人では難しく、また、トラブルを起こしやすいのも特徴です。
恥ずかしいからといった理由で自己処理を続けていると、黒ずみや埋没毛など思わぬトラブルを起こすこともあるので、早めに専門機関で脱毛するようにしましょう。