クレンジングの種類と肌質に合わせた選び方

オイリー肌・敏感肌・乾燥肌・混合肌別のおすすめクレンジングの種類まとめ

  • 2019年7月24日
  • 2019年7月24日
  • コスメ

クレンジングは洗顔前のメイク落としとして利用しますが、化粧品などと違い何となく選んでいる方も多いのではないでしょうか。
オイルやジェル、シートなどクレンジングには多くの種類があり、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

ここでは、クレンジングオイルをはじめとする8種類のクレンジングの特徴をご紹介。
肌質に合わせた適切なクレンジング方法を知って、肌トラブルの無い美しい肌をキープしていきましょう。

クレンジングの種類と特徴

クレンジングの種類と特徴
主なクレンジングの種類として、以下の8種類が挙げられます。

  1. クレンジングオイル
  2. クレンジングバーム
  3. クレンジングクリーム
  4. クレンジングジェル
  5. ミルククレンジング
  6. クレンジングシート
  7. ウォータークレンジング
  8. リキッドクレンジング

クレンジングの主な成分は「水性成分」「油性成分」「界面活性剤」の3つです。
中でも界面活性剤にはメイクや毛穴の奥の角栓といった油性の汚れを落とす重要な役割があり、配分量によってクレンジングの強さが変わります。
この配分量の違いが、クレンジングの種類を分けるポイントなのです。

上記の8種類のクレンジングについて、詳しく見ていきましょう。

クレンジングオイル

クレンジングオイル
クレンジングオイルは界面活性剤の含有量が最も多く、洗浄力の高さが特徴のクレンジングです。
マスカラやファンデーションなどもしっかり落とせるため、普段から濃い目のメイクをする方におすすめ。

一方で、クレンジングオイルは刺激が強く、多用すると肌に負担がかかる場合があります。
使用後に肌のつっぱりを感じたり、乾燥がひどくなったりするようであれば避けた方が良いでしょう。

クレンジングバーム

クレンジングバームは近年人気が高まっているクレンジングです。
最初は固形の状態ですが、手にとって肌の温度が伝わることで溶けて液状に変化するのが特徴。

クレンジングオイルと同じように洗浄力が高いタイプではありますが、質感が柔らかいためオイルよりも肌への負担が少ないとされています。
しっかりとメイクを落としつつ、保湿もきちんと行いたいという方にはクレンジングバームがおすすめです。

クレンジングクリーム

クレンジングクリーム

クレンジングクリームは油性成分と界面活性剤がバランス良く配分されており、肌への負担が少ないと言われるクレンジングです。
クリームがクッションの役割を果たすため、摩擦を抑えることもできます。

ただし、クレンジングオイルと比べると洗浄力が劣るため、ウォータープルーフの化粧品などはポイントリムーバーとの併用が必要。
またクリームのベタつきが気になるという場合もあり、好みは分かれるかもしれません。

クレンジングジェル

クレンジングジェル
クレンジングジェルはクレンジングオイルとクレンジングクリームの間のような質感が特徴。
弾力があるため摩擦を抑えることができ、肌に優しいタイプの製品が多いのでサラッとした洗い上がりが好きな方におすすめです。

またクレンジングジェルには水性タイプと油性タイプの2種類があり、洗浄力は油性タイプの方が強いです。
水性タイプはポイントリムーバーとの併用が必要になりますが、まつ毛エクステをしている方でも利用できるといったメリットがあります。

ミルククレンジング

ミルククレンジングは水分量が多く、比較的肌に優しいクレンジングと言われています。
サラッとした洗い上がりが特徴で、刺激が弱いため乾燥肌や敏感肌の方にも適しているでしょう。

ただし、ミルククレンジングはメイクを落とすという点では他のクレンジングと比べて今ひとつ。
濃い目のメイクの場合はポイントリムーバーとの併用が必要となるため、ミルククレンジングはナチュラルメイクの方におすすめです。

クレンジングシート

クレンジングシート
クレンジングシートは場所を選ばずシート1枚で手軽にメイク落としができるのが特徴のクレンジングです。
出先でも利用でき持ち運びがしやすいクレンジングシートは、忙しい女性にとって役立つアイテムと言えます。

しかしクレンジングシートは油分でメイクを浮かせる工程をスキップし、界面活性剤の力だけでメイクを落とすタイプが多く、肌への負担が大きいです。
日常使いはなるべく避け、旅行や出張、また疲れてきちんとクレンジングをする元気が無い時などの便利アイテムとしての利用にとどめましょう。

ウォータークレンジング

ウォータークレンジングはコットンに染み込ませて利用するタイプのクレンジングです。
化粧水としての効果もあり、洗い流したりダブル洗顔をしたりする必要がないのが特徴で忙しい女性にもおすすめ。

メイク落ちはしっかりしていますが、コットンで拭き取る際に肌への摩擦が生じるため負担がかかるという面もあります。
クレンジングシートと同様、日常使いというよりも仕事で疲れたときなどの一時的なアイテムとしての利用が良いでしょう。

リキッドクレンジング

リキッドクレンジング
リキッドクレンジングはウォータークレンジングと同じくコットンに染み込ませて拭き取るタイプのクレンジングです。
こちらは使用後の洗顔が必要ですが、洗浄力が高くサラッとした洗い上がりになるのが特徴。

リキッドクレンジングはオイルフリーのタイプも多く、まつ毛エクステをしている方でも使えるクレンジングとなっています。
コットンで拭き取る際の摩擦に注意し、ゴシゴシとこすることがないようにしましょう。

肌質に合わせたクレンジングの選び方

肌質に合わせたクレンジングの選び方
ここまで8種類のクレンジングをご紹介しましたが、結局どれを使えば良いのか決められないという方もいるのではないでしょうか。
続いては、肌質に合わせたおすすめのクレンジングの種類をまとめていきます。

自分がどの肌質に当てはまるのかをチェックして、適したクレンジングを利用するようにしましょう。
ここでは、いわゆる「普通肌」を除く「脂性肌」「乾燥肌」「敏感肌」「混合肌」の4種類をご紹介いたします。

脂性肌(オイリー肌)

肌の水分量と皮脂量が多く、ベタつきや毛穴、テカリが気になるという方は脂性肌の可能性があります。
思春期から20代の女性を中心に、ニキビができたりメイクが崩れやすかったりといった悩みを抱えている場合が多いです。

脂性肌の場合は皮脂汚れもしっかりと落とすことができるクレンジングオイルやクレンジングジェルがおすすめ。
ただし、必要な皮脂まで落としてしまうことがあるため、洗顔後の保湿やスキンケアも重要です。

乾燥肌・敏感肌

肌の水分量と皮脂量が少なく、カサつきやつっぱりが気になるという方は乾燥肌もしくは敏感肌かもしれません。
年を重ねるごとに乾燥肌・敏感肌になりやすい傾向があり、季節に関係なく肌が乾燥し小じわなどが目立つようになります。

乾燥肌・敏感肌の場合は水分と油分が不足しているため肌のバリア機能も低下しており、刺激の強いクレンジングを使うとかえって肌が荒れるリスクも。
比較的刺激が弱く、保湿成分のあるクレンジングバームやクレンジングクリームなどがおすすめです。

混合肌

皮脂量は多いものの水分量が少ないという状態を混合肌と呼びます。
ベタつきが気になったりニキビができたりする反面、乾燥してカサつく部分もあるといった場合は混合肌かもしれません。

20代から30代の女性に多く、肌質をコントロールすることが難しいタイプと言えます。
乾燥している部分は刺激に弱くなっているので、乾燥肌・敏感肌と同様クレンジングバームやクレンジングクリームがおすすめです。

正しいクレンジングで美肌を目指そう

クレンジングの種類はもちろん、正しいやり方でクレンジングを行うことも非常に重要です。
各製品に記載されている適量をとり、優しく肌になじませてからぬるま湯で流すのが基本。
シャワーで勢い良く流したり、冷水で流したりすると肌に悪影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。

また面倒だからとクレンジングを翌日に持ち越してしまうと、メイク汚れが肌に刺激を与えたり乾燥につながったりします。
元気の無いときでも最低限のクレンジングができるように、クレンジングシートやウォータークレンジングを備えておくと良いでしょう。

まとめ

  • オイルやバームなど8種類のクレンジングがある
  • 種類によって成分の配分量が異なり、洗浄力に差が出る
  • 洗浄力だけでなく、肌に合わせた種類を選ぶことが大切

肌質は常に一定ではなく、年齢とともに変化していくものです。
何となく選んでいるという方や、長年同じクレンジングを使い続けているという方は、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。

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