ニキビと言えば、中学生や高校生など思春期の女性に多い肌トラブルという印象があります。
しかし実際はストレスや生活習慣の乱れ、また間違ったスキンケアが原因で起こる“大人ニキビ”に悩まされている女性も多くいるのです。
ここでは、ニキビとクレンジングの関係に着目し、ニキビの原因となる物質を洗い流してくれるおすすめのクレンジングをご紹介。
クレンジング選びのポイントや正しいクレンジングのやり方などもまとめていますので、ぜひご参照くださいね。
クレンジングとニキビの関係性
ニキビができると、最初に浮かぶ原因は食生活や生活習慣の乱れではないでしょうか。
もちろんそれらの理由もニキビに関わってくることがありますが、女性の場合はクレンジングに問題がある可能性も考えられます。
特に、毎日きちんとクレンジングをしているにもかかわらず、ニキビがなかなか治らないという方は要注意。
まずはニキビができる原因と、クレンジングがニキビへどのような影響を与えるのかを確認しましょう。
ニキビができる原因とは
ニキビができる原因は大きく分けて以下の3つです。
- 皮脂の過剰な分泌
- 毛穴の詰まり
- 「アクネ菌」と呼ばれるニキビの元になる菌の繁殖
肌には「ターンオーバー」と呼ばれる周期があり、約28日のサイクルで皮膚細胞が新しくなります。
通常はこの過程で不要な皮脂が排出されますが、年齢とともにターンオーバーのサイクルに遅れが出てくると、角質が厚くなり毛穴に皮脂が詰まってしまうのです。
皮脂が詰まると「アクネ菌」と呼ばれる菌が繁殖し、肌が炎症を起こしてしまうことでニキビとなります。
アクネ菌は皮脂を栄養源としており、皮脂の分泌が多い思春期や脂性肌(オイリー肌)の方にニキビができやすいのはこれが原因です。
乾燥肌だからニキビは大丈夫、と思っている方もいるかもしれませんが、ターンオーバーの遅れは肌質に関係なく起こります。
きちんと肌の手入れができていないと、肌質に関係なくニキビはどんどんできてしまうのです。
クレンジングがニキビに与える影響
クレンジングはメイク汚れを落とすアイテムですから、ニキビができるメカニズムには関係がないように感じますよね。
しかし、多くのクレンジングには油分が含まれており、きちんと洗い流さないと酸化して有害物質に変化する可能性があります。
間違ったクレンジングによってメイク汚れもクレンジングも残ったままとなれば、肌に悪影響を及ぼすことは確実。
また成分の強いクレンジングを使用している場合、必要な皮脂まで洗い流して肌が乾燥することがあります。
乾燥して肌のバリア機能が低下すると、前述したようにターンオーバーが遅れて角質が厚くなり、毛穴の詰まりが起きやすくなってしまいます。
ニキビの発生を抑えるためには、肌質に合わせたクレンジングを選び、正しいやり方でクレンジングを行うことが大切というわけです。
ニキビに効果的なクレンジング方法
ニキビができやすいという方は、クレンジングの選び方や使い方が間違っているかもしれません。
正しいクレンジングの方法と購入する際の注意点などを確認しておきましょう。
基本的なクレンジングの手順は以下の4ステップです。
- 目元などの落ちにくいメイクは先にポイントリムーバーで落とす
- 乾いた手に適量のクレンジングをとる
- Tゾーンから全体へ馴染ませていく
- 32度ぐらいのぬるま湯ですすぐ
肌への負担を抑えるためにも、クレンジングはあまり時間をかけずにサッと行うのがおすすめ。
目元の濃いメイクをゴシゴシとこするようなことがないよう、あらかじめポイントリムーバーを使うなどして落としておきましょう。
また洗い流す際、冷水は汚れやクレンジングが流れにくく、お湯は肌への刺激となります。
人肌温度のぬるま湯を手ですくいながらすすぐと良いでしょう。
覚えておきたいクレンジングのポイント
ニキビ肌の方は上記の基本的なクレンジングの流れに加えて、以下のポイントを意識するとより効果的です。
- 帰宅したらすぐにクレンジングを行う
- ニキビをつぶさないように優しくなじませる
クレンジングは濡れた手でもOKのものを使い、お風呂のついでに行うという方も多いですよね。
しかし、肌には外で受けた刺激や汗によってたくさんの汚れが付着しています。
少し面倒かもしれませんが、美肌を保つためにも帰宅したらすぐにクレンジングを行うのがベストです。
またニキビだけでなく肌全体に言えることですが、ゴシゴシこするような洗い方は良くありません。
特にニキビがすでにできている部分は、つぶさないように慎重にクレンジングをなじませましょう。
クレンジングを選ぶときの注意点
クレンジングを購入する際、ついつい洗浄力の強さに目がいきがちですが、乾燥肌や敏感肌の方は低刺激であるかどうかにも注目しましょう。
洗浄力の強いものはその分刺激も強いため、使っていてヒリヒリしたりつっぱったりする感覚がある場合は避けた方が良いです。
乾燥肌の方が強い刺激を受けると角質が厚くなりニキビの原因となりますので、低刺激で肌に優しいものを選びんでくださいね。
最近はダブル洗顔不要のオールインワン製品も多く、1回で済むことから肌への摩擦を減らすことができおすすめです。
ニキビ肌におすすめのクレンジング3選
ここからは、ニキビの解消に効果的なおすすめのクレンジングを厳選して3つご紹介。
クレンジングの種類とテクスチャー、洗浄力の強さなどを踏まえて、自分にぴったりのクレンジングを見つけてくださいね。
【アテニア】スキンクリアクレンズオイル
引用元:公式サイト
アテニアのスキンクリアクレンズオイルは肌に優しい4種類の植物オイルを配合したクレンジングです。
「肌ステイン」と呼ばれる古い角質汚れをしっかり吸着して洗い流してくれます。
また肌の潤いを保つ成分もしっかり含まれており、オイルタイプでありながら乾燥肌の方でも使いやすいと高評価。
洗浄力の強さと低刺激を兼ね備えた優れもので、ダブル洗顔も不要など使い勝手も良いです。
アロマの香りにはリラックス効果も期待でき、エイジングケアにもおすすめのクレンジングとなっています。
種類 | 容量 | 定価(税抜) |
---|---|---|
レギュラーボトル | 175ml | 1,700円 |
エコパック | 350ml | 3,047円 |
【HELENA】オーガニックホットクレンジングジェル
引用元:公式サイト
HALENAのオーガニックホットクレンジングジェルは国産オーガニック処方のクレンジングジェルです。
100%天然由来成分でできており、合成色素や鉱物油、シリコンなど9つの項目で無添加となっています。
美容液成分が99%配合と潤いたっぷりで、ハリ不足や乾燥肌の改善も期待できるでしょう。
マツエクをしている方でもOKですし、ダブル洗顔も不要なので忙しい女性におすすめ。
ニキビができやすい方や敏感肌の方にも使いやすい低刺激のクレンジングジェルです。
種類 | 容量 | 定価(税抜) |
---|---|---|
レギュラーサイズ | 170g | 3,300円 |
【ディセンシア】アヤナス クレンジングクリーム
アヤナス クレンジングクリームはポーラ・オルビスグループの敏感肌用ブランド「ディセンシア」から発売されている高保湿成分配合のクレンジングです。
セラミドやアクアモイスチャー、オーガニックソフトオイルなどが含まれており、肌の潤いをキープする効果が期待されています。
毛穴周りの角層を整える働きを持つゴボウエキスやコラーゲンの破壊を防止するコウキエキスなど、自然由来の成分を多く採用したクレンジングで肌を根本からケアします。
ニキビを治すだけでなく、ニキビができにくい肌へと導いてくれるおすすめのクレンジングと言えるでしょう。
種類 | 容量 | 定価(税抜) |
---|---|---|
通常購入/th> | 100g | 3,500円 |
まとめ
- ニキビは皮脂汚れが毛穴に詰まることが原因
- クレンジングの洗い残しによってもニキビができる
- 肌質に合わせたクレンジングを正しく使うのが大切
ニキビができると常に気になってしまい、メイクをするときも憂鬱ですよね。
そのニキビはクレンジングが原因になっているかもしれません。
毎日しっかりスキンケアをしているのにニキビが治らないという方は、一度クレンジングを見直してみてはいかがでしょうか。